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一戸建ての二階が暑いのはなぜ?リフォームあり・なしの暑さ対策を解説
一戸建ての二階が暑いと感じることは、住んでから気づくことも少なくありません。
暑くなる原因はいくつかあり、有効な対策を知ることで、より快適な住環境を実現できます。
この記事では、戸建ての二階が暑い原因やリフォームあり・リフォームなしの暑さ対策について、解説します。一戸建てを購入したいと考えている人、一戸建てにもう住んでいて暑いと感じている人は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
⚫︎一戸建ての二階が暑い理由
⚫︎一戸建ての二階が暑いときに手軽にできる対策
⚫︎一戸建ての二階の暑さをリフォームしてできる対策
一戸建ての二階が暑い理由
一戸建ての二階が暑いときは、断熱性や気密性が低いなど家の構造も理由として考えられます。
⚫︎暖かい空気は上に上がる性質があるため
⚫︎照り返しが室内に入るため
⚫︎ベランダや屋根からの輻射熱があるため
⚫︎断熱性・気密性が低いため
暖かい空気は上に上がる性質があるため
一戸建ての二階が暑い理由として、暖かい空気は上がり、冷たい空気は下がる特徴があります。
そのため、二階が暑くなる空気を循環させることが非常に重要になります。サーキュレーターなどで空気を循環させることが非常に有効です。
照り返しが室内に入るため
二階は、照り返しによって室内温度が高くなることがあります。直射日光によって壁や窓から表面温度が伝わるため、外部と内部で対策をすることが非常に重要です。
ベランダや屋根からの輻射熱があるため
一戸建ての二階が暑い原因として、ベランダや屋根などからの輻射熱も挙げられます。
ベランダや屋根などが直射日光によって表面温度が上がり、壁を伝わって室内の温度を上げるのも原因の1つです。
断熱性・気密性が低いため
戸建て住宅の二階が暑いのは、断熱性や気密性が低いことも原因の1つです。断熱性が低いと日射によって屋根、窓や壁などから温度が伝わり、室内に入り込むことで暑くなります。
また、気密性が低いと、冷房を使用しても窓から外に冷気が逃げるため、なかなか室内の温度が下がりづらくなります。
上記のことから断熱性と気密性が低いと、夏は暑くなりやすいでしょう。
【リフォームなし】一戸建ての二階が暑いときの対策
一戸建ての二階が暑いとき、サーキュレーターを使用して対策するなど、リフォームなしでもできる以下のような対策があります。
⚫︎サーキュレーターを使用する
⚫︎空気の抜け道を確保する
⚫︎グリーンカーテンやすだれで遮る
⚫︎ベランダに打ち水を行う
サーキュレーターを使用する
二階が暑いときは、サーキュレーターで対策しましょう。サーキュレーターの役割は空気の循環で、1,000円前後で購入できるものもあるのでおすすめです。
また、サーキュレーターとエアコンを併用することで効率良く冷気を運べるため、光熱費の節約になります。
空気の抜け道を確保する
二階が暑いときの対策として、空気の抜け道を確保するのも選択肢の1つです。換気を良くすることにより、室内にたまった空気が外に出るため、室内の温度を下げられます。
また、窓を対角線上にして開けて、風を通しやすくするおすすめの換気方法もあります。
住宅には、部屋の壁や天井などに換気口がついているので、元から備わっているシステムを使うことでより換気しやすくなるので活用しましょう。
グリーンカーテンやすだれで遮る
暑いときの対策として、グリーンカーテンやすだれなど、外部からの日射を防ぐことも非常に重要です。強い日射を受けると、屋根や窓、壁などの表面温度が上がります。
表面温度が上がった屋根や壁などから、熱が放出されることで暑くなるため、外の温度よりも上がりやすくなるでしょう。
グリーンカーテンやすだれなど外部からの日射を防ぐことは、暑さ対策として非常に有効です。
ベランダに打ち水を行う
一戸建て住宅の暑さ対策として、ベランダに打ち水を行うことも有効です。
打ち水が有効な理由として、気化熱が挙げられます。地面に水を撒くと水が蒸発するときに、地面の熱を下げる効果があるため、暑さ対策として打ち水は選択肢としておすすめです。
また、打ち水を撒く時間帯や場所も重要で、日差しが弱い時間帯や日陰に水を撒くと、効果が最大限発揮されます。
水の蒸発時間が長いことで熱を奪う時間が増えるため、時間帯や場所も非常に重要です。
【リフォームあり】一戸建ての新築時にできる二階の暑さ対策
一戸建てに住んでからでも解決できることはありますが、できれば二階が暑いと後悔することがないように、家づくりから考える必要があります。
ここでは、一戸建ての新築時にできる二階の暑さ対策として以下を解説します。
⚫︎二重窓にする
⚫︎シーリングファンを設置する
⚫︎換気排熱ファンを設置する
⚫︎天井断熱を導入する
上記は後からでも設置できるため、是非参考にしてみてください。
二重窓にする
一戸建て住宅の暑さ対策として、二重窓にするのも選択肢の1つです。
理由として、冬の暖房時には室内の熱が逃げ、夏であれば冷房が逃げることがあるため、
窓は暑さ対策として非常に有効であると考えられます。
また、二重窓にすることで冷暖房の節約、結露を防ぐことでダニなどの発生を抑えられます。
シーリングファンを設置する
一戸建て住宅の暑さ対策として、シーリングファンを設置するのも選択肢の1つです。
シーリングファンは空気を循環させる効果があり、天井に直接設置するため、エアコンの効率を上げられます。
シーリングファンは吹き抜けなど、天井が高い位置に設置すると空調効果が発揮されます。
機能としてはサーキュレーターと役割が似ていますが、インテリアとしての役割も兼ね備えており、種類も豊富でおすすめです。
換気排熱ファンを設置する
一戸建ての暑さ対策として換気排熱ファンを設置するのも非常に有効です。換気排熱ファンを設置することによって室内に風の流れを作り、室内温度を下げられます。
現在は、防犯の問題として窓を開けることで、住宅に風の流れを作ることが難しいこともあるでしょう。そのため、換気排熱ファンを設置して換気をすることも選択肢としておすすめです。
天井断熱を導入する
一戸建ての暑さ対策として、天井断熱を導入するのも非常に有効です。
天井断熱の最も重要な役割は、日射によって暖められた屋根の熱を、室内に伝えないことにあります。
住宅の二階が暑い理由として、天井に断熱材が正しく敷かれていないことや性能の低さも考えられるため、天井断熱も選択肢の1つとしておすすめです。
一戸建ての二階が暑いときはすぐにできる対策を講じよう
この記事では、一戸建ての二階が暑いときの対処法について解説しました。
まずはリフォームをしなくてもできる対策から試してみて、必要に応じてリフォームによる本格的な改善も視野に入れていくのがおすすめです。
そして、これから家を建てようとしている人や、暑さで悩んでいる人にとって重要なのが、信頼できる工務店選びです。住み始めてから後悔しないためにも、生活スタイルや住まい方にしっかり寄り添ってくれるパートナーを選びましょう。
だいかねの家では、創業100年の実績でお客様のお困りに向き合ってきた知恵と経験を活かして、お客様に快適かつ安全に暮らせる家づくりをご提案いたします。
お客様の生活スタイルや家の使い勝手はもちろん、ご自分だけのこだわりをお聞きするところから家づくりをし、アフターメンテナンスに至るまできめ細やかにお答えしますので、ぜひ一度ご相談ください。
本記事の要約
一戸建ての二階が暑くなる理由とは?
⚫︎暖かい空気が上昇する性質により、自然と二階に熱がたまりやすい
⚫︎窓や壁からの照り返しや輻射熱が室内に伝わる
⚫︎屋根・ベランダの表面温度が上がり、室内に熱を伝える
⚫︎断熱性・気密性が不十分だと、外気の熱が入りやすく、冷気も逃げやすい
【リフォームなし】手軽にできる暑さ対策
⚫︎サーキュレーターを使って空気を循環させる
⚫︎窓の配置や換気口を活かし、空気の抜け道をつくる
⚫︎すだれやグリーンカーテンで直射日光をカットする
⚫︎打ち水による気化熱でベランダの温度を下げる
【リフォームあり】新築・リフォーム時にできる本格対策
⚫︎二重窓の導入:断熱・防音・結露対策に効果的
⚫︎シーリングファンの設置:高い天井の空気を効率よく循環
⚫︎換気排熱ファンの設置:自然な風の流れで室温を下げる
⚫︎天井断熱の強化:屋根からの熱を遮断し、冷房効果を高める
結論
一戸建ての二階が暑くなるのは構造上の理由が多いため、リフォームをしない手軽な対策と、家づくりやリフォームでの本格的な対策をバランスよく取り入れることが重要です。また、これから家を建てる方は、暑さ対策を含めた提案ができる信頼できる工務店選びが重要です。
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