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家づくりはまず何から始める?全体のスケジュールや決めることリスト
この記事では、家づくりはまず何から始めるのかについて解説します。
家づくりは人生における大きなライフイベントの1つですが、どこから手を付ければ良いのか迷ってしまう人も少なくありません。
家族の夢を形にし、快適に暮らすには家づくり全体の流れを把握して、各段階の内容や要する期間などを事前に理解しておくことが望ましいといえます。
全体のスケジュールや流れ、決めることリストなどについても紹介するので、これからマイホームを実現したい人は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
⚫︎家づくりはまず何から始めるべきか
⚫︎家づくり全体のスケジュールや流れ
⚫︎家づくりをスムーズに進めるための決めることリスト
⚫︎家づくりを始めるときのチェックポイント
⚫︎家を建てたいけどお金がないときはどうすればいいのか
家づくりはまず何から始める?
家づくりをする際に、まず始めることは予算と希望条件を整理することです。
どのような間取りにしたいかなど、理想とする家に関するイメージを具体的に思い描きながら情報収集を行い、予算に合った資金計画を立てていきます。
注文住宅を建てる場合は、希望する家を実現できそうな建築会社を探し、暮らしやすい土地を見つけて購入しましょう。
予算や希望条件を事前に整理しておくと、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせが捗るため、スムーズに家づくりを進められます。
家づくりにかかる期間の平均目安
家づくりにかかる期間は、注文住宅や規格住宅など建てる家の種類や性能、プランニング、住宅会社のスケジュールなど、さまざまな要因によって大きく異なります。
家を建てる際にかかる期間の目安は、8ヶ月〜15ヶ月程度が一般的です。土地探しに時間がかかる場合があり、さらに数ヶ月程度かかるケースもあるでしょう。
注文住宅でこだわる部分が多いと、打ち合わせや工事期間が長くなるため、完成までに時間がかかります。
家づくり全体のスケジュールや流れ
ここでは、家づくり全体のスケジュールと流れを以下のステップに分けて解説します。
⚫︎資金計画を立てる
⚫︎工務店やハウスメーカーを選定する
⚫︎土地を探して購入する
⚫︎建築計画を立てる
⚫︎工事請負契約を結ぶ
⚫︎着工が行われる
⚫︎竣工・引き渡しを行う
ここでは、家づくり全体のスケジュールや流れについて解説します。
情報収集を行う(1~2ヶ月)
家づくりで最初に行うのは、情報収集することです。
どのような家に住みたいか、どのような暮らしをしたいかを家族で話し合い、インターネットのサイトでリサーチしたり、住宅展示場でモデルハウスを見学したりします。
住宅展示場では実際の住宅を見られるため、実際の広さや天井の高さ、間取り、動線などを体感することで、資料だけでは分からない暮らしのイメージをつかめるでしょう。
資金計画を立てる(1~2ヶ月)
住宅に関する情報を集めた後は、家づくりにかかる資金計画を立てます。用意できる自己資金の額や毎月支払える返済額などを把握し、マイホーム取得にかかる予算を算出します。
住宅ローンを利用する場合は、金融機関に借入可能額を確認しましょう。数十年程度の長期にわたって返済し続けるため、無理なく支払える金額に設定することが必要です。
工務店やハウスメーカーを選定する(1〜3ヶ月)
住宅ローンなど資金計画を立てたら、次は建築会社を選定します。
ハウスメーカーや工務店などをリサーチし、住宅プランを比較検討しましょう。実際にモデルハウスを見学すると、具体的なイメージを明確にできます。
モデルハウスにはスタッフが常駐しているので、住宅の性能や保証期間などについて詳しく質問できます。
土地を探して購入する(1〜3ヶ月)
土地探しも、家づくりでは重要なポイントです。希望のエリアや条件を不動産会社に伝えて、理想とする土地を探してもらいましょう。
ハウスメーカーや工務店は不動産会社と提携しているところも多く、土地探しも併せて依頼できる場合があります。土地を購入する際は、地盤や周辺環境、日当たりの良さなども考慮して選ぶことが重要です。
通勤・通学がしやすく、周辺にスーパーや病院など生活利便施設が多い土地は暮らしやすいといえます。
建築計画を立てる(1〜3ヶ月)
土地を購入した後には、いよいよ建築計画を立てます。建物の大きさや向きなどを決め、生活動線を考慮しながら間取りを考えていきましょう。
ハウスメーカーや工務店に相談すれば、家族構成やライフスタイルに合ったプランを提案してくれるでしょう。
希望する間取りやデザイン、建材などを伝えたら最終的な建築プランを決定します。
工事請負契約を結ぶ(1~3ヶ月)
最終的な建築プランが決定したら、工事請負契約を結びます。
正式に契約する前にハウスメーカーや工務店から見積書が提示されるので、内容や金額を十分に精査してから契約するようにしましょう。
契約後に解除すると違約金が発生する可能性があるため、あらかじめ内容に問題ないかを確認しておくことが重要です。
契約書に不明な点がある場合は、担当者に問い合わせて確かめておくと、契約後のトラブルを防げます。
着工が行われる(5〜8ヶ月)
工事請負契約を正式に締結後、建築工事の着工を行います。建築工事は家づくりにおいて最も時間を要する部分です。
家づくりを行う工程は、一般的に以下のとおりです。
1.地盤調査
2.基礎工事
3.木工事、屋根工事、外壁工事等
工事を始める前には地盤調査をしておくと安心です。地盤が弱い場合は地盤改良工事を実施します。基礎工事では地面にコンクリートを敷き、建物を支える鉄筋を組み立てるなどして建物の土台を強固につくることが欠かせません。
木材を使用して家を組み立てていく建方工事や、屋根・外壁工事も進めていきます。
竣工・引き渡しを行う(1ヶ月)
工事が完了したら、竣工検査が行われます。
ハウスメーカーや工務店からの引き渡し前の最終検査には施主も立ち会い、ドアの開閉や壁や床の仕上がりなど細部にわたって不備がないかを確認します。
気になる箇所があれば担当者に伝えて、直してもらいましょう。竣工検査が無事完了した後は、引渡しを受けます。
引渡しは工事金額全額の支払いを済ませた後、ハウスメーカーから鍵を受け取って完了です。
家づくりをスムーズに進めるための決めることリスト
家づくりをスムーズに進めるには、事前に重要な項目についてリストアップしておくと効率的に行えます。
ここでは、以下の項目別に決めることリストを紹介します。
⚫︎予算の決めることリスト
⚫︎契約時の決めることリスト
⚫︎土地・建物の決めることリスト
⚫︎間取り・設備の決めることリスト
予算の決めることリスト
家づくりをスムーズに進める際、予算について明確にリストアップしておくことが重要です。予算についてリストアップしておくべき項目として、主に以下が挙げられます。
⚫︎用意できる自己資金の額
⚫︎住宅ローンの借入可能金額・月々の返済額
住宅ローンを組む際に金融機関から頭金を要求される場合があります。頭金の目安は物件価格の1〜2割程度が一般的で、用意できる金額で借入可能額が変わることも考えられます。
金融機関からの住宅ローン借入可能金額を考慮したうえで、建築費用や土地代金の予算を立てますが、月々の返済が無理なく行える範囲で借入れするようにしましょう。
契約時の決めることリスト
土地購入や建物工事に関する契約は、一度契約すると後戻りはできません。
そのため、土地購入・建物工事契約時までに以下などをハウスメーカーや工務店と決めておくことが必要です。
⚫︎ローン特約
⚫︎支払い方法
⚫︎瑕疵担保責任(契約不適合責任)の範囲と期間
⚫︎固定資産税・都市計画税の清算方法 など
契約日までに、上記の項目について行き違いのないように確認しておきましょう。
土地・建物の決めることリスト
土地や建物について決めておきたいことは、主に以下のとおりです。
土地を探すときは最寄駅への徒歩時間や、通勤・通学の利便性などを考慮したうえで決めることをおすすめします。周辺にスーパーや病院などがあると、生活する際に便利です。
建物については、注文住宅・建売住宅・規格住宅など、いずれかのタイプを選びます。
間取りは家族のライフスタイルに合ったプランにすると快適に暮らせるでしょう。アフターサービス・長期保証がどのくらい付いているのかも確認しておくことが重要です。
間取り・設備の決めることリスト
間取りや設備は日々の生活を送るうえで重要な要素です。具体的には、以下の点をチェックリストとして押さえておきましょう。
各部屋の配置は家族構成やライフスタイルによって決めるのがおすすめです。
たとえば、高齢者は1階のほうが移動しやすい傾向にあります。家事や生活がしやすい動線にすると、ストレスフリーで暮らせます。
設備は生活を便利・快適にする機能があると暮らしやすいといえますが、費用も考慮しないと予算オーバーのリスクがある点に注意が必要です。
家づくりを始めるときのチェックポイント
家づくりを始めるときには、主に以下のポイントをチェックしておきましょう。
⚫︎理想の家を具体的にイメージする
⚫︎スケジュールは入居日から逆算する
⚫︎納得いくまで担当者と打ち合わせをする
⚫︎着工前は近隣の住民に挨拶しておく
理想の家を具体的にイメージする
家づくりを始めるときには、理想の家を具体的にイメージすることが必要です。
どのような家を建てたいのかを明確にすることで、適切な情報を集めやすくなるでしょう。
マイホームでどのような暮らしをしたいのかを家族全員で話し合うことをおすすめします。
雑誌やインターネットなどで、気になるデザインや間取りをピックアップしておくと、理想とするイメージをつかめます。
住宅展示場に出向いてモデルハウスを見学してみるのも有効です。家の空間や質感、雰囲気などを確認して具体的なイメージを広げてみましょう。
スケジュールは入居日から逆算する
入居希望日から逆算して、家づくりのスケジュールを立てることも重要なポイントです。いつまでに住みたいのかを具体的に決めておくことで、スムーズな家づくりを実現できます。
入居希望日を最初に設定しておくと、土地探しや設計、契約、工事など家づくりの工程プランの期間を明確にできるため、それぞれの工程にかかる時間を管理しやすくなるでしょう。
新生活に慣れるまでには一定期間を要するので、特に子どもの入園・入学に合わせて新築する場合は、1〜3ヶ月前までに入居できると良いでしょう。
納得いくまで担当者と打ち合わせをする
家づくりは人生において最も大きい買い物であるため、納得いくまで担当者と打ち合わせをすることが重要です。
自分の理想とする家のイメージやライフスタイル、予算などを担当者と共有することで、家づくりに関する行き違いを防げます。
家づくりには多くの専門用語や複雑な手続きが伴うため、分からないことや心配な点がある場合は担当者に問い合わせましょう。
着工前は近隣の住民に挨拶しておく
建築工事をする際には騒音が発生するなど、近隣に迷惑をかけることが考えられます。建築後も良好な近隣関係を保つために、着工前は周辺の住民に挨拶しておくようにしましょう。
建築により、隣地の日当たりや眺望を阻害する可能性がある場合は、特に近隣への配慮が必要です。建物は境界から十分に距離を取っているなど、近隣住民が安心するような説明をしておくことが望ましいといえます。
家を建てたいけどお金がないときはどうすればいい?
建築費用や土地購入費用がない場合でも、住宅ローンを借りれば家を建てることは可能です。お金がなくても家を買う方法として、以下が挙げられます。
⚫︎フルローン(頭金なし)で住宅ローンを組む
⚫︎安い中古住宅を購入して必要な箇所をリフォームする
⚫︎地価が低いエリアで土地を購入する
フルローン(頭金なし)で住宅ローンを組めば、購入時には大きな費用が不要なため、資金面で余裕がない人でも家づくりを始められます。
ただし、頭金がないと返済負担が大きいので、無理のない借入を意識しましょう。
安い中古住宅を購入して、水回りや床など必要な箇所だけをリフォームするのも1つの方法です。住宅購入では土地代がどのくらいかかるかで総費用が決まるため、地価が安いエリアの土地を選べば負担が少なくなります。
家づくり全体のスケジュールを把握して何から始めるかを明確にしよう
理想の家づくりを実現するためには、家づくり全体のスケジュールを把握することが必要です。まず、どのような家を理想として、どのような暮らしを実現させたいのかを具体的にイメージしてから情報収集を行いましょう。
いつまでに入居したいのか、目標期日を設定しながら入居日から逆算してスケジュールを立てると、家づくりをよりスムーズに進められるでしょう。
わからないことや不安な点がある場合は、遠慮なくハウスメーカーや工務店の担当者に質問して、行き違いを防ぐようにするとよいでしょう。
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