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ブログREPORT

新築戸建の防犯対策は何をすればいい?ポイントや注意点をわかりやすく解説

マンションなどの集合住宅と比べて、戸建住宅は空き巣被害に遭いやすいといわれます。

被害を防ぐには、住まいのセキュリティ機能を高めて「不審者が侵入しにくい家を建てる」ことも大事です。

ここでは、空き巣などに狙われやすい家の特徴をお伝えするとともに、新築の一戸建てを建てる際に検討したい防犯対策のポイントを紹介します。

 

 

空き巣や泥棒に狙われやすい家の特徴

警察庁の調べによると、2022年に一般住宅を狙った侵入窃盗の認知件数は15,692件でした。このうち7割強にあたる12,071件が、戸建住宅で発生しています。

一戸建てには、マンションなどの集合住宅のように、オートロックや防犯カメラといったセキュリティシステムを導入している家が少なく、空き巣や泥棒から見ればターゲットにされやすいようです。

また、戸建住宅の中でも、空き巣に狙われやすい家には特徴があるともいわれています。具体的に、被害に遭いやすい家の一例を紹介します。

参考:警察庁「住まいる防犯110番」

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html

 

周囲の目を遮るものがある家

空き巣や泥棒は、他人の目が届かないところで犯行を行います。

「高い塀がある」「庭木が多い」といった隠れやすい場所がある家は、ターゲットにされやすいようです。

外部から見えにくい家にすることでプライバシーを守りやすくなりますが、それは空き巣にとっても好都合なのです。

 

侵入する時足場になるものがある

空き巣は、地上から入ってくるとは限りません。

塀や雨樋を登り、庭木や物置、ガレージなどを足場にして2階から侵入するケースもあります。

こうした足場となるものが敷地内にあることも、空き巣に狙われやすい家といえます。

 

窓から侵入しやすい

警察庁の調べによると、戸建住宅で空き巣が室内に侵入した箇所の半数以上が「窓」だそうです。

窓に鍵がかかっていない家はもちろん、「鍵を開けやすい」「すぐに割れそうなガラスを使っている」といった家は侵入する時間が短くなるため、空き巣に狙われやすいのです。

 

家の立地も狙われやすいポイントに

家の立地にも、空き巣が狙いやすいポイントがあります。

たとえば、袋小路に建つ家は死角が生まれやすいため、空き巣にとって侵入しやすく逃走しやすい場所といえます。

逆に、人通りの多い駅や繁華街の近く、大きな公園の近くなどは、誰かに見つかっても人ごみに紛れることができるため、狙われやすいといわれます。

 

 

新築で防犯対策すべきポイント

新築の戸建住宅で空き巣被害に遭わないためには、「不審者が侵入しづらい家を建てる」ことが重要なポイントといえます。

たとえば、空き巣が侵入してもすぐに発見できるように「外構を工夫する」、「窓や玄関から簡単に侵入できない工夫をする」といったことが、新築一戸建てでできる防犯対策のポイントです。

特に窓は、ガラスを破って侵入するケースも多く、「施錠すれば安心」とはいえません。

一般的な窓ガラスだと、常習犯なら数秒で破壊して室内に侵入できてしまいますから、強固なガラスを採用するなどの工夫が必要です。

新築戸建住宅における具体的な防犯対策については、以下で紹介します。

 

 

新築の外構の防犯対策

外構の防犯対策には、「砂利を敷く」「塀や雨樋をよじ登れないようにする」「センサーライトや防犯カメラを設置する」などの方法があります。

 

砂利を敷く

家の周りに砂利を敷くと、歩いたら音が出るため、不審者の侵入に気づきやすくなります。

最近では「防犯砂利」という音が大きく響く砂利も販売されており、防犯対策に有効です。

こうしたものは空き巣も知っていますから、抑止力としても効果を発揮するでしょう。

 

塀や雨樋をよじ登れないようにする

2階から侵入する空き巣は、塀や雨樋をよじ登ってきますから、登れないように工夫するのもポイントです。

塀や雨樋に「忍び返し」を付けるのも有効でしょう。

忍び返しとは、先端が鋭く尖った刃が並ぶ金属製のアイテムのこと。

これを塀の上や雨樋に設置すれば、見た目にもインパクトがありますから侵入をあきらめさせる効果が期待されます。

なお、忍び返しは太陽光に反射するため、カラスやネコなどの鳥獣対策にも有効といわれます。

 

センサーライトを設置する

人が近づくとセンサーで自動的に点灯する照明器具の設置も、防犯対策の一手です。

玄関や窓の近く、死角になりやすい場所などに設置すれば、夜間に侵入されても不審者を発見しやすくなります。

センサーライトには、コンセントから電気を供給するタイプのほか、乾電池で作動するタイプや太陽光発電から電気を供給するタイプなどがあります。

設置環境に合わせて選びましょう。

 

防犯カメラを設置する

防犯カメラは犯罪の抑止効果が高く、万一侵入されても証拠を残せるとして、一戸建てでも人気のある防犯アイテムです。

ただ、防犯カメラはカメラを設置するだけでなく、レコーダーとつなぐためのケーブル工事なども必要なため、初期費用が高くなります。

これを避けようと「ダミーカメラ」を設置するのも一手ですが、空き巣の中には防犯カメラに詳しい人もいるため、抑止力にならない場合があります。

 

 

新築の窓の防犯対策

窓は、戸建住宅の侵入口としてもっとも多い箇所です。

そのため、不審者が簡単に侵入できないようにしっかり対策することが大切です。

 

防犯ガラスを採用する

防犯ガラスとは、一般的なガラスよりも強度が高く容易に割れないようにしたガラスのことです。

商品にもよりますが、一般的なガラスと比べ5倍以上の強度がある商品もあります。

ただし、強度が高いほど価格も高くなる傾向があるため、予算も検討する必要があります。

 

防犯フィルムを貼る

予算を抑えたい方には、窓ガラスに防犯フィルムを貼るという方法もおすすめです。

空き巣はガラスを割って穴を開け、そこから室内の鍵を解除し室内に侵入しますが、防犯フィルムを貼ることでガラスは割れても穴が生じにくくなり、鍵を開けづらくなります。

なお、防犯フィルムは商品の選び方よりも「貼り方」の方が重要です。

ガラスだけに貼るのではなくサッシの部分まで貼るなど、正しい用法で使用することが効果を高めるポイントになります。

 

防犯性の高いクレセント錠を採用する

仮にガラスが破られたとしても、開けにくい鍵にすることで侵入を防げる場合があります。

一般的なクレセント錠ではなく、鍵を差し込んで開けるタイプや暗証番号が必要なタイプなども、効果が期待できるでしょう。

最近は、振動によりアラームが鳴る防犯ブザー付きのクレセント錠も登場しています。

 

面格子やシャッターを付ける

窓の外に面格子を設置したり、防犯シャッターを設置したりするのも有効です。

ただ、防犯シャッターの場合は「留守にしているサイン」になる可能性があります。

シャッターを閉めるタイミングも考える必要があるでしょう。

 

 

新築の玄関ドアの防犯対策

玄関から堂々と侵入する空き巣も、少なからずいます。

鍵がかかっていなければ、玄関でも窓でも侵入口になりますから、戸締まりはもちろん、「侵入しにくい玄関」に工夫することも大切です。

 

電気錠(スマートキー)を採用する

玄関は「ピッキング」や「サムターン回し」などの方法で鍵を解除し、家の中に侵入するケースが多いようです。

これを防ぐには、玄関の鍵に工夫する必要があります。

電気錠(スマートキー)の採用も一手でしょう。

電気錠とは、鍵を使わず電気信号で開け閉めするしくみの扉です。

専用リモコンやスマートフォン、ICチップなどで開閉するシステムが多く見られます。

電気錠には鍵穴がないため、ピッキングなどの方法では解除できません。

また、鍵の閉め忘れもなくなります。

なお、解除するためのリモコンなどを忘れると、家から閉め出されてしまう可能性がある点には注意が必要です。

 

補助錠を取り付ける

鍵を二重にする「ワンドア・ツーロック」の玄関扉も、不審者の侵入を防ぎやすくなります。

ワンドア・ツーロックは、鍵を解除する時間がかかるため、侵入をあきらめさせる抑止効果が期待されます。

 

 

新築後にできる防犯対策

家に住み始めてからも、防犯対策をしっかり行うことが大切です。以下の方法も参考に、対策を施しましょう。

 

合鍵は持ち歩く

子どもが帰ってきた時に、郵便受けなど「合鍵を置く場所」を決めている方もいらっしゃるでしょう。

その様子を空き巣が見ていれば、どんな強固な玄関扉でも簡単に侵入されてしまいます。

実は、合鍵を使って家の中に侵入する空き巣は意外と多いようです。

外出時には子どもでも玄関の鍵を持たせ、なくさないように管理を徹底させることもポイントです。

 

照明やテレビをつけて外出する

照明やテレビをつけたまま外出するのも、空き巣対策に有効といわれます。

空き巣は留守宅を狙いますから、照明やテレビが付いていることがわかれば、侵入をあきらめます。

外から見える2階の部屋の照明をつけておくだけでも、抑止効果になるでしょう。

 

近隣住民との関係性を深める

防犯対策は自分の家だけでなく、地域全体で行うことも大切です。

普段から良好な近所付き合いをしていれば、留守中でも見張ってくれるでしょうし、不審者を見かけたら教えてくれることもあるでしょう。

近所にどんな人が住んでいるかわかっていれば、不審者の見分けもつきます。

新築の家に住み始めたら挨拶回りをして、交流を深めることも防犯対策の一手です。

 

 

まとめ

新築一戸建ての防犯対策は、土地探しから始まっています。

「空き巣などの不審者にとって、都合の良い立地は避ける」という視点で理想の土地を探すこともポイントです。

また、設計段階では「家の窓や玄関扉のセキュリティを強化する」「万一侵入されても、すぐに発見できるよう工夫する」といった、セキュリティを高める対策が求められます。

必要な防犯対策は、立地や建物の構造などによっても異なります。

施工会社と一緒に検討しながら、安心して暮らせるマイホームを手に入れましょう。

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