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東近江市の住みやすさは?地域の魅力や子育て・交通の利便性などを解説
滋賀県の南東部に位置する東近江市は、豊かな自然と歴史が息づく魅力あふれる街です。
琵琶湖の美しい水辺や、鈴鹿山脈の雄大な山々で見られる景観は四季折々の表情を見せ、人々の心を和ませてくれます。
子育て支援も手厚く、子育て家庭が経済的・精神的に安心して暮らせるまちづくりを目指しているのも特徴の1つです。
この記事では、東近江市の住みやすさ・魅力や交通の利便性、子育て世代に優しい充実した支援体制などについて解説します。
これから東近江市で家づくりを検討している人はぜひ、参考にしてください。
【この記事でわかること】
⚫︎東近江市の住みやすさ・魅力とは?
⚫︎【交通の利便性】東近江市の住みやすさ
⚫︎【子育て世帯】東近江市の住みやすさ
⚫︎東近江市の土地価格相場
東近江市の住みやすさ・魅力とは?
滋賀県東近江市は琵琶湖の東岸にあり、京阪神と中京圏との中間に位置する都市です。歴史的な街並みが共存しています。
主な特徴は以下のとおりです。
⚫︎自然が豊かである
⚫︎交通の便が良い
⚫︎自然災害が比較的少ない
⚫︎専門の医療機関が充実している
自然が豊かである
東近江市の魅力はなんといっても、自然が豊かであることです。
森林が市の面積の約56%を占めており、その多くが鈴鹿山脈の山間部に存在し、湖東平野を潤す重要な水源となり、住む人の暮らしを支えています。
東近江市の琵琶湖畔に位置する伊庭町の水辺景観は、文化庁の「日本遺産」に認定されている美しい景色です。琵琶湖に注ぐ河口付近では、ホンモロコ・フナ・アユなどの湖魚が獲れ、琵琶湖では、ウィンドサーフィン・カヤックなどのウォータースポーツを楽しめます。
※参考:【魅力その1】身近に自然が楽しめるまち|東近江市ホームページ
交通の便が良い
交通の便が良いのも東近江市の魅力です。
名神高速道路の八日市ICや蒲生スマートICがあり、車での移動に便利なため、京都・大阪方面や名古屋方面へもアクセスしやすいといえるでしょう。
東近江市では、JR東海道本線(米原 敦賀方面行)の能登川駅を利用しますが、新快速が停車するため、京都・大阪方面への通勤・通学にも便利です。
市内では「ちょこっとバス」「ちょこっとタクシー」のサービスも提供しており、公共交通機関の利便性向上に努めています。ただし、地方都市であるため、基本的にマイカーがないと日常生活が不便といえます。
※参考1:スマートインターチェンジを利用してみよう!|東近江市ホームページ
※参考2:アクセス・地図|東近江観光 Web
自然災害が比較的少ない
滋賀県は全体的に自然災害が少ない傾向にあり、東近江市も災害のリスクが比較的低いとされています。
市内には愛知川や日野川、佐久良川など複数の川が流れていますが、川が氾濫して水害が発生することもほとんどありません。
地震も全国的に少ないため、安心して暮らせる環境といえるでしょう。
※参考1:企業立地の案内|東近江市ホームページ
※参考2:令和2年12月 地震・火山月報(防災編)|東近江市ホームページ
専門の医療機関が充実している
東近江市は、医療機関が比較的充実している地域です。
市内には、地域の中核病院の1つである国立病院機構東近江総合医療センターをはじめ、湖東記念病院、市立能登川病院など、複数の総合病院があります。
整形外科や子どもクリニック、内科など個人経営の専門医院も多くあるため、日常的な受診には困りません。
【交通の利便性】東近江市の住みやすさ
東近江市は交通の利便性が高いため、日常生活がしやすい地域といわれています。
ここでは、以下の交通アクセスについて解説します。
⚫︎車・高速道路の利便性
⚫︎鉄道の利便性
⚫︎バスの利便性
車・高速道路の利便性
東近江市は名神高速道路の八日市ICと蒲生スマートICが市内にあるため、車での移動に便利です。八日市ICから京都・大阪・東京方面へは以下の所要時間でアクセスできます。
【高速道路:八日市ICから京都・大阪・東京方面】
※自動車の所要時間は、八日市ICから該当都市最寄りのICまで
京都東ICへは高速道路を利用すれば30分程度で到着するので、観光なども気軽に行けるでしょう。豊中・名古屋方面も1時間程度でアクセスできるため、ビジネスやプライベートでの移動もスムーズに行えます。
鉄道の利便性
東近江市はJR東海道本線と近江鉄道が運行しているため、電車での移動も便利です。
各鉄道を利用した場合の所要時間は、以下のとおりです。
【JR東海道本線(米原 敦賀方面行)で能登川駅下車を利用した場合】
【近江鉄道で能登川駅下車を利用した場合】
JR能登川駅を利用すれば、新快速で大阪は1時間10分、京都は40分でアクセスできます。新幹線を使うと東京にも約3時間15分で到着するため、都心へも日帰りで行くことが可能です。
地域内を網羅するローカル線である近江鉄道は、米原駅など滋賀県内の主要都市間の移動には便利です。
バスの利便性
東近江市には近江鉄道グループが運行する一般的な路線バスと、市が運行を委託しているコミュニティバスと予約制の乗り合いタクシーがあります。
運行されている主なバスは以下のとおりです。
⚫︎近江鉄道バス(路線バス)
⚫︎ちょこっとバス(東近江市コミュニティバス)
⚫︎ちょこっとタクシー(予約制乗り合いタクシー)
近江鉄道バスは近江鉄道グループが運行する一般的な路線バスです。東近江市ではJR能登川駅や近江鉄道八日市駅などの周辺地域を回っています。
東近江市が運行を委託しているコミュニティバスの「ちょこっとバス」は、市内で10路線を運行しており、買物や通院、通学など日常生活に利用できます。運賃はおとな(中学生以上)で一乗車200円、小学生は半額で安価なのが魅力です。
東近江市は予約制乗り合いタクシー「ちょこっとタクシー」のサービスも委託しており、バス路線のない地域に住む人の足として活用されています。
【子育て世帯】東近江市の住みやすさ
東近江市は子育てしやすい街としても知られています。主な子育て支援策は以下のとおりです。
⚫︎医療費助成制度
⚫︎子育て支援センター
⚫︎自然を活かした授業や遊び場
⚫︎その他の制度や取り組み
医療費助成制度
東近江市では、子育て家庭を対象とした医療費助成制度が充実しています。乳幼児から高校生までの医療費助成制度があり、所得制限なしで利用可能です。
0歳~小学校入学前までの乳幼児は特に手厚く、入院・通院にかかる医療費を自己負担なしで助成します。
小学1年生~中学3年生と高校生は入院・通院にかかる医療費の一部を助成し、通院では1ヶ月につき原則1診療報酬明細書あたり500円(調剤は無料)、入院が1医療機関につき1日あたり1,000円(月額上限14,000円)です。
医療費が助成されると家計の負担が軽くなるため、子育て家庭にとっては嬉しい制度といえます。
※参考1:乳幼児|東近江市ホームページ
※参考2:子ども医療費助成(小学1年生~中学3年生)|東近江市ホームページ
※参考3:高校生世代|東近江市ホームページ
子育て支援センター
子育て家庭向けの子育て支援センターが市内に複数設置されており、子育て家庭へのサポートに力を入れています。市内に設置されている子育て支援センターは、以下のとおりです。
⚫︎愛東・永源寺子育て支援センター
⚫︎五個荘子育て支援センター
⚫︎能登川子育て支援センター
⚫︎蒲生子育て支援センター
⚫︎湖東子育て支援センター
⚫︎八日市子育て支援センター
⚫︎保健子育て複合施設ハピネス
これらのセンターでは、市内の就学前児童とその保護者が遊んだり、交流したりできる場である「つどいの広場」が運営されています。
その他にも親子で楽しく遊べるイベント「親子であ・そ・ぼ」や、1歳までの赤ちゃんと保護者、妊婦さんの交流の場である「赤ちゃん広場」など、さまざまなイベントがあり、安心して子育てできる環境を目指しています。
自然を活かした授業や遊び場
滋賀県全体の取り組みですが、東近江市でも豊かな自然を活かした授業や遊び場が実施されています。
東近江市にある「河辺いきものの森」が「やまのこ」事業の受入施設の1つです。市内の小学3年生から中学生3年生までの児童・生徒を対象にキャンプや川遊びなど自然体験ができます。
市内の幼稚園や認定こども園などを対象に里山保育も行っており、里山の探検を楽しみながら地域の自然の大切さを学んでいきます。
※参考1:しがボランティアネット
※参考2:里山保育~子どもたちの心に残る原体験を~|東近江市ホームページ
その他の制度や取り組み
東近江市では、子育て家庭向けに以下のような経済的支援の取り組みも行っています。
⚫︎保育料の軽減・無償化
⚫︎妊産婦医療費助成
⚫︎見守りおむつ宅配便
幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳児から5歳児までの保育料が無料です。妊娠からサポートするために、妊婦の医療費の自己負担分の一部も助成しています。
内容は通院が1ヶ月1診療報酬明細書あたり500円(ただし調剤は自己負担金なし)、入院は1医療機関(医科と歯科は別)につき1日あたり1,000円(1ヶ月14,000円上限)です。
毎月、乳児に必要なおむつなどを宅配する「見守りおむつ宅配便」では、定期的に子育て家庭を訪れることで、親や赤ちゃんを見守ります。
【治安】東近江市の住みやすさ
東近江市の治安は比較的良いほうで、他の都市に比べれば犯罪発生率が低い傾向にあります。
ここでは、治安の面における東近江市の住みやすさについて見ていきましょう。
⚫︎東近江市の犯罪発生率
⚫︎東近江市の安全に関する取り組み
東近江市の犯罪発生率
滋賀県警察本部の資料によれば、令和5年4月末における滋賀県における刑法犯認知件数(殺人、窃盗、詐欺などの発生件数)のトップ5は以下のとおりです。
【滋賀県:刑法犯認知件数トップ5】
東近江市は滋賀県内の19自治体で、刑法犯認知件数が5位になりました。前年度より57%増えています。
ただし、全国平均の犯罪率が16.6%であるのと比較すると、東近江市は15.8%であるため、現時点(2025年6月)では犯罪が発生する確率は全国平均より低いといえます。
なお、東近江警察署管内で発生している犯罪の約60%が窃盗犯であり、無施錠による被害が多い状況です。住民が防犯意識を向上させることが重要といえます。
※参考:地域安全ニュース|東近江警察署
東近江市の安全に関する取り組み
安全に関する取り組みとして東近江市が実施しているのが、地域住民による自主的な防犯パトロールや見守り活動です。
毎週火曜日・木曜日に御園地域では防犯ボランティアパトロール隊による地区内パトロールを行っており、犯罪を抑制するために努めています。
安全なまちづくり自主活動補助金として、自治会が行う防災・防犯活動でかかった経費の一部を補助しており、防犯灯の新設に要する経費なども支援しています。
※参考1:東近江市のまちづくり協議会(P11)|東近江市ホームページ
※参考2:令和7年度 まちづくり資料集(P12)|東近江市ホームページ
東近江市で暮らすのはどんな人がおすすめ?
東近江市は自然豊かで暮らしやすい環境であるため、以下のような人に向いている街です。
⚫︎観光・アウトドアを気軽に楽しみたい人
⚫︎子育てしやすい環境で暮らしたい人
ここでは、東近江市で暮らすことをおすすめするタイプについて解説します。
観光・アウトドアを気軽に楽しみたい人
東近江市は観光やアウトドア活動を気軽に楽しみたい人にとって、おすすめできる街です。鈴鹿山脈の山々が近くにあり、ハイキングや登山、紅葉狩りが楽しめます。
愛知川などの清流では、夏場に川遊びやキャンプで気軽に遊べ、豊かな自然でのアウトドアを満喫できます。
自然学習施設「河辺いきものの森」では、子どもと一緒に自然を観察するのも良いでしょう。
子育てしやすい環境で暮らしたい人
子育てしやすい環境で暮らしたい人にとってもおすすめです。
東近江市は所得制限なしで充実した医療費助成制度があり、乳幼児(0歳〜小学校入学前)は医療費が自己負担なしで助成されます。
市内には複数の子育て支援センターがあり、親子の交流の場や子育て相談などのサポートを受けられます。孤立しがちな子育て期の親にとって、心強い拠点となるでしょう。
里山保育の推進や森林環境学習「やまのこ」事業など、豊かな自然を活かした教育も実施しており、子どもたちが幼い頃から自然に触れながら学び、遊べる機会を提供しています。
子育て家庭が安心して暮らせる支援体制を整えている街です。
東近江市の土地価格相場
滋賀県が公表した「令和6年地価公示 公示価格一覧」によれば、東近江市の各エリアにおける公示価格の高い順は以下のとおりです。
なお、東近江市は平成17年2月11日に、1市4町(八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町)が合併し「東近江市」が誕生しました。さらに平成18年1月1日、能登川町および蒲生町と合併し、新しい「東近江市」になり、現在に至っています。
【令和6年度東近江市の公示価格】
参考:令和6年地価公示 公示価格一覧 (滋賀県分)(P6〜7)|滋賀県
参照すると、令和6年度において東近江市の公示価格で最も高いエリアは「八日市本町613番」で1平方メートル当たりの価格は83,500円でした。次は、「八日市東浜町432番外」(76,700円/m2)、「垣見町字金巻1375番」(69,500円/m2)と続いています。
公示価格の変動率は全体的に大きな上下は見られず、安定した土地価格を維持しています。
東近江市で家づくりを検討するなら「だいかねの家」
「だいかねの家」として知られる滋賀県東近江市の大兼工務店は、創業100年近い実績を持つ地域密着型の工務店で、滋賀の気候と暮らしを知り尽くした注文住宅を提供しています。
お客様一人ひとりの理想や家族構成、ライフスタイルに合わせて、快適に暮らせる家づくりを大切にしています。「プロの技」と「心」で、お客様に心からお喜びいただけるマイホームを作ることに力を注ぎ続けています。
滋賀県東近江市を中心に守山市、湖南市、栗東市、近江八幡市、野洲市、彦根市などでマイホームを検討している人は、「だいかねの家」にお任せください。
本記事の要約
東近江市の住みやすさ・魅力とは?
⚫︎自然が豊かで美しい景色や、ウィンドサーフィンなどのウォータースポーツを楽しめる
⚫︎高速道路や電車など交通の便が良い
⚫︎水害や地震など自然災害が比較的少ないので安心して暮らせる
⚫︎専門の医療機関が充実しているので日常的な受診に困らない
【交通の利便性】東近江市の住みやすさ
⚫︎名神高速道路のICが近いので車で大阪・京都方面などへアクセスしやすい
⚫︎JR東海道本線と近江鉄道が運行しているため電車での移動が便利
⚫︎一般的な路線バスと市が運行を委託しているコミュニティバスを利用できる
【子育て世帯】東近江市の住みやすさ
⚫︎医療費助成制度が充実しており経済的支援に取り組んでいる
⚫︎子育て支援センターが複数あり小さな子どもを持つ親が孤立しにくい
⚫︎自然を活かした授業や遊び場で子どもがのびのびと成長できる
⚫︎保育料の軽減・無償化など子育て家庭に経済的なサポートが手厚い
【治安】東近江市の住みやすさ
⚫︎東近江市の犯罪発生率は15.8%で全国平均より低い
⚫︎地域住民による自主的な防犯パトロールなど市全体で安全に関する取り組みをしている
東近江市で暮らすのはどんな人がおすすめ?
⚫︎自然豊かな環境が身近にあるので観光・アウトドアを気軽に楽しみたい人に向いている
⚫︎子育て支援が中筆しているため子育てしやすい環境で暮らしたい人にもおすすめ
東近江市の土地価格相場
⚫︎東近江市の公示価格はエリアにより大きく幅がある
⚫︎最も高いエリアは「八日市本町613番」で1平方メートル当たりの価格は83,500円
結論
東近江市は豊かな自然環境が魅力であり、四季折々の景観を楽しめる街です。五個荘金堂の町並みなど歴史と文化が息づく風景が残され、昔ながらの伝統を大切に守っています。
子育て家庭への支援が手厚いため、子育てしやすい充実した環境を求めるご家庭には暮らしやすいでしょう。
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