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GX志向型住宅とは?適用要件・基準や補助金について解説
この記事では、GX志向型住宅の概要について解説します。
日本では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて住宅の省エネ化を進めるため、省エネ住宅の新築、既存住宅の省エネリフォームを支援する「子育てグリーン住宅支援事業」が実施されることが決まりました。
長期優良住宅、ZEH水準住宅を上回る省エネ性能の高い住宅として、GX志向型住宅を推進しています。
この記事では、GX志向型住宅の概要や適用要件・基準や補助金について解説します。これから省エネ住宅を新築することを検討している人はぜひ、参考にしてください。
【この記事でわかること】
⚫︎GX志向型住宅の概要
⚫︎GX志向型住宅の適用要件・基準
⚫︎GX志向型住宅に適用できる補助金制度
⚫︎GX志向型住宅のメリット・デメリット
GX志向型住宅とは?
GX志向型住宅とは、ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅のことです。
「GX」は「グリーントランスフォーメーション」の略称で、脱炭素化に向けた社会全体の取り組みを指しています。
GX志向型住宅の特徴は、断熱性能が高く、高効率給湯器などの設備の導入により一次エネルギー消費量を削減することです。太陽光発電など再生可能エネルギーを活用することで、一次エネルギー消費量の削減率100%以上を目指します。
ここでは、ZEH住宅・長期優良住宅との違いについて解説します。
ZEH住宅・長期優良住宅との違い
GX志向型住宅とZEH住宅、長期優良住宅はいずれも省エネ性能の高い住宅ですが、目的などが異なります。違いをまとめた表は以下のとおりです。
※参考1:長期優良住宅認定制度の概要について|国土交通省
※参考2:新築住宅の省エネ性能|子育てグリーン住宅支援事業【公式】
GX志向型住宅は、ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する新築住宅として、令和6年度から政府が導入を推進しています。
GX志向型住宅の適用要件・基準
GX志向型住宅の主な適用要件・基準は以下のとおりです。
⚫︎断熱等性能等級6以上
⚫︎一次エネルギー消費量の基準が35%以上(省エネのみ)
⚫︎一次エネルギー消費量削減率が100%以上
ここでは、GX志向型住宅の適用要件・基準について解説します。
断熱等性能等級6以上
GX志向型住宅はZEH基準の水準を大きく上回る性能を有する省エネ住宅を目指しているため、断熱等性能等級は6以上と定められています。
ZEH住宅・長期優良住宅との比較表はこちらです。
※参考:新築住宅の省エネ性能|子育てグリーン住宅支援事業【公式】
断熱等性能等級は最高7まであり、数字が多いほど断熱性能に優れています。
GX志向型住宅は断熱等性能等級6以上が要件となり、高い断熱性で省エネを実現する住宅です。一方、ZEH住宅と長期優良住宅は断熱等性能等級5であれば認定されます。
一次エネルギー消費量の基準が35%以上(省エネのみ)
GX志向型住宅は、太陽光などの再生可能エネルギーを除く場合、一次エネルギー消費量の基準が35%以上であるのも要件の1つです。
一次エネルギー消費量とは、建築物で使われている設備機器の消費エネルギーを熱量に換算した値のことです。削減率が大きいほど省エネ性が高いといえます。
ZEH住宅・長期優良住宅との比較表はこちらです。
※参考:新築住宅の省エネ性能|子育てグリーン住宅支援事業【公式】
長期優良住宅については一次エネルギー消費量の削減率が設定されていませんが、一次エネルギー消費量等級は6以上と規定されています。
GX志向型住宅は、ZEH住宅の2倍近く一次エネルギー消費量を削減する必要があります。
一次エネルギー消費量削減率が100%以上
太陽光などの再生可能エネルギーを利用した場合、GX志向型住宅の一次エネルギー消費量削減率は100%以上です。
※参考:新築住宅の省エネ性能|子育てグリーン住宅支援事業【公式】
GX志向型住宅はZEHを大きく上回る省エネ住宅です。
削減した一次エネルギー消費量と、生成した再生可能エネルギー量により、一次エネルギー消費量の削減率が100%以上であることが要件となっています。
なお、寒冷地では75%以上と規定され、都市部の狭小地では基準が設定されていません。
GX志向型住宅に適用できる補助金制度
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、新築住宅を建築する際にZEH水準を大きく上回る省エネ住宅の導入を進めています。
特に、エネルギー価格など物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯に向けた支援制度が「子育てグリーン住宅支援事業」です。
GX志向型住宅は、全ての世帯に適用されるため、子育て世代でなくても補助金を受け取れます。子育て世代はさらに優遇されており、長期優良住宅やZEH水準住宅についても補助金を受けることが可能です。
子育てグリーン住宅支援事業に関する補助金をまとめた表は以下のとおりです。
最も高いのはGX志向型住宅で、補助額は1戸につき160万円を受け取れます。
子育て世帯の場合は長期優良住宅では最大100万円、ZEH水準住宅は最大60万円の補助対象となります。
リフォームでも最大60万円もらえる場合があるので、建築会社に確認するのがおすすめです。なお、土砂災害特別警戒区域などリスクの高い立地にある住宅は原則、対象外です。
GX志向型住宅のメリット
GX志向型住宅のメリットとして、以下が挙げられます。
⚫︎健康的な暮らしを実現できる
⚫︎災害に強い
⚫︎光熱費を抑えられる
⚫︎環境負荷がかかりにくい
順番に見ていきましょう。
健康的な暮らしを実現できる
GX志向型住宅のメリットとして、健康的な暮らしを実現できる点が挙げられます。
GX志向型住宅は断熱性が高く、部屋間の温度差が少ないため、ヒートショックなどのリスクを防げます。特に、寒い地域では身体の負担が少なくなるでしょう。
高機能換気設備や自然素材を使用することにより、アレルギーやシックハウス症候群などの健康被害も受けにくいのもメリットです。
高齢の人から小さな子供まで安心・快適に暮らせます。
災害に強い
GX志向型住宅では、太陽光発電システムや蓄電池などを導入するため、地震など災害時の停電に対応できます。したがって、災害に強いのも大きなメリットです。
自家発電が前提であるため、家の照明やエアコン、家電の利用が可能であり、被災しても影響が少なく日常生活を送れます。
大きな地震などで被災しても自宅で過ごせる可能性が高まります。
光熱費を抑えられる
GX志向型住宅は、光熱費を抑えられる点もメリットの1つです。
GX志向型住宅の要件が断熱等性能等級6以上で、冷暖房効率が高いといえます。また、断熱性が高いと外気からの影響を受けにくいため、室温を一定に保て快適に暮らせます。
近年では電気代の上昇が家計を逼迫していますが、GX志向型住宅は自家発電できるため余った電力を売電して収入を得ることも可能です。
環境負荷がかかりにくい
GX志向型住宅はエネルギーの消費を削減し、CO2排出量を大幅に減らせるため、環境負荷がかかりにくいのが特徴です。
太陽光パネルなどを設置してエネルギーを自前で創り出せます。また、再生可能エネルギーであり環境負荷が抑えられます。
GX志向型住宅を通して、省エネと環境にやさしい住まいを実現可能です。
GX志向型住宅のデメリット
GX志向型住宅は省エネなど多くのメリットもありますが、以下のデメリットも存在します。
⚫︎初期費用が割高になる
⚫︎立地条件によっては対象外のケースがある
⚫︎太陽光発電の導入が条件になる場合がある
ここでは、GX志向型住宅のデメリットについて解説します。
初期費用が割高になる
GX志向型住宅のデメリットとして、初期費用が割高になる点が挙げられます。
GX志向型住宅は、ZEH水準住宅や長期優良住宅より高性能な再生可能エネルギー設備などを導入する必要があり、初期費用が高額になります。
壁や窓などの各部分にも高い断熱性能が必要になることも、初期費用が高額になる理由の1つです。
ただし、補助金を活用でき、長い目で見ると光熱費などのランニングコストも安くなります。そのため、投資した分は回収できる可能性が十分にあるといえます。
立地条件によっては対象外のケースがある
GX志向型住宅は、子育てグリーン住宅支援事業の補助金対象ですが、立地条件によっては対象外のケースがあります。補助金を受け取れない立地は以下のとおりです。
1.「土砂災害特別警戒区域」に立地する住宅
2.「災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)」に立地する住宅
3.「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1000m²超の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅
4.「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)」に該当する区域に立地する住宅
※参考:令和6年度補正予算案における省エネ支援パッケージp15|経済産業省
土砂災害特別警戒区域などリスクの高い立地条件に所在する住宅は、補助金を受け取れません。
太陽光発電の導入が条件になる場合がある
GX志向型住宅は再生可能エネルギーの利用を前提とするため、太陽光発電の導入が条件になる場合があります。
ただし、敷地が狭いと太陽光パネルを設置するスペースを確保できない場合もあり、初期費用が高く、費用回収に時間がかかる面もあります。
メンテナンスなど維持管理に手間やコストが必要であることにも留意しておきましょう。
日当たりが悪いと十分な発電量を期待できない
住宅を建てる土地の日当たりが悪いと、十分な発電量を期待できないのもデメリットです。
太陽光発電のエネルギー源は太陽光であるため、日差しが差し込まない場所では発電できません。天候によっても発電量が左右され、寒冷地では冬の期間は発電量が少ない可能性もあります。
梅雨などで長雨が続いた場合も、長期間にわたり発電できないことがある点にも注意してください。
GX志向型住宅ならだいかねの家のAIR-TA(エアータ)
だいかねの家では、GX志向型住宅「AIR-TA(エアータ)」をご提案しています。AIR-TAの主な特徴は以下のとおりです。
⚫︎断熱等級7の快適な住み心地を実現
⚫︎耐震等級3で災害に備えた暮らしを実現
⚫︎高い気密性で光熱費を大幅に削減
ここでは、省エネ性が高く安心して暮らせる住まいのAIR-TAについて詳しく紹介します。
断熱等級7の快適な住み心地を実現
だいかねの家のAIR-TAは、断熱性の高い快適な住まいです。
世界最高水準である断熱性能断熱等級7を実現し、エアコン1台で冬も夏も快適に暮らせます。床・壁・屋根の構造部分に二重に断熱材を入れる「ダブル断熱工法」で床と天井の温度を同じにするため、ヒートショックのリスクもありません。
魔法瓶のような家を実現し、寒さや暑さによるストレスから心身ともに解放されます。
耐震等級3で災害に備えた暮らしを実現
AIR-TAは災害にも強いのが大きな特徴です。
国が定める住宅の耐震性能の最高等級である耐震等級3であるため、大きな地震が発生しても住み続けられる可能性が高いといえます。
耐震等級3は、消防や警察など災害時に救護・復興活動の拠点となる建物の耐震性に匹敵するレベルです。阪神淡路大震災の1.5倍の地震でも倒壊しない耐震性を有します。
だいかねの家では、職人による丁寧な施工を重視し、安全性の高い家を実現します。
高い気密性で光熱費を大幅に削減
AIR-TAは気密性の高い住宅で、光熱費を大幅に削減できるのも魅力です。
住宅の隙間を表すC値は0.1を記録しており、エアコン1台で快適な生活を送れます。C値は数値が少ないほど隙間が少ないことを表し、気密性能に優れている住宅と評価されます。
気密性が高いと屋内と外部の空気の移動による熱などの移動が少なくなるため、室温を維持しやすいのがメリットです。
AIR-TAは、24時間換気と送風システムでエアコンの熱も合わせて家全体で回せるため、家全体を同じ温度に保てます。電気代を抑えられるので家計にやさしい住まいです。
GX志向型住宅で快適な暮らしを実現しよう
脱炭素志向型住宅の導入支援として、2025年から子育てグリーン住宅支援事業が発足されました。
政府は家庭部門のCO2排出量削減を目指すため、GX志向型住宅など省エネ性の高い住宅を新築する人に向けて補助金で支援します。
だいかねの家では、GX志向型住宅としてAIR-TAを提供しております。
住めば住むほど安くなる、トータルコストで考える家づくりをしているので、環境にもやさしくコスパ良く暮らせる住まいを希望する人にぴったりです。自由設計で、家族のライフスタイルに合わせた「好き」があふれた家も形にできます。
長く住み続けるからこそ、安心・快適に暮らせる住まいづくりを実現したい人は、ぜひご相談ください。
本記事の要約
GX志向型住宅とは?
・ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅で、一次エネルギー消費量削減率100%以上を目指している。
・GX(グリーントランスフォーメーション)は脱炭素社会を目指している。
・断熱性能が高く、高効率給湯器や再生可能エネルギーの活用が前提である。
GX志向型住宅の適用要件・基準
・断熱等性能等級6以上である。
・一次エネルギー消費量を35%以上削減できる(省エネのみ)。
・再生可能エネルギーを活用し、一次エネルギー消費量削減率が100%以上である。
・寒冷地は75%以上、都市部の狭小地は基準が異なる場合がある。
GX志向型住宅に適用できる補助金制度
・「子育てグリーン住宅支援事業」を活用できる。
・全世帯対象で最大160万円が補助となる。
・子育て世帯には長期優良住宅・ZEH水準住宅の補助も適用できる。
・災害リスクの高い地域などは補助金の対象外となる場合がある。
GX志向型住宅のメリット
・健康的な暮らし:高い断熱性でヒートショックを防ぎ、快適な住環境を維持できる。
・災害に強い:太陽光発電・蓄電池により停電時も生活が可能になる。
・光熱費削減:高い省エネ性能により、冷暖房コストを抑えられる。
・環境負荷が少ない:CO2排出量削減に貢献し、持続可能な社会に適応できる。
GX志向型住宅のデメリット
・初期費用が高い:高断熱・高気密住宅のため、建築コストが割高になる。
・立地条件に制限あり:補助金対象外となる地域がある。
・太陽光発電が必須になる可能性:設置スペースがないと導入が難しい。
・日当たりに左右される:発電量が安定しない場合がある。
GX志向型住宅なら、だいかねの家の「AIR-TA(エアータ)」
・断熱等級7で快適な住み心地(「ダブル断熱工法」で部屋間の温度差をなくす)。
・耐震等級3で高い安全性(消防・警察など公共施設並みの耐震性能)。
・高気密設計で光熱費を削減(C値0.1で、エアコン1台でも快適な生活が可能)。
結論
GX志向型住宅は、省エネ性・快適性・防災性に優れた住宅で、政府の補助金を活用すればコスト負担を抑えつつ導入が可能です。ただし、立地条件や初期費用の高さを考慮しながら計画を進める必要があります。
だいかねの家の「AIR-TA(エアータ)」なら、GX志向型住宅のメリットを最大限に活かした高性能住宅が実現できます。
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