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住みやすい街ってどんな街?住みやすい街の条件やポイント、世代別に見る住みやすさを解説
自分が住みたい街を考えてみた場合、「そもそも、住みやすい街ってどんな街?」という疑問を持ったことはないでしょうか。
結論を先にいうと、その街が住みやすいかどうかは人によって違います。
一人暮らしの生活と新婚さんの生活とでは、何を求めるかというのも異なります。
単純に世帯構成や世代によっても住みやすさの観点は変わってくるでしょう。
だからこそ、自分にとって住みやすい街がどのようなものなのかをあらかじめ考えておくことが大切です。
今回の記事では住みやすい街を考える際のポイントを解説します。
交通面や生活面、立地面、安全面、資産面、育児面などの切り口から詳しく説明します。
また、それぞれの世帯や世代ごとに住みやすい街がどう変わってくるのかについてもまとめるので、ぜひこれから住まいを考える方は参考にしてみてください。
この記事を読めば、どのような街が住みやすいのかが見えてくるでしょう。
住みやすい街のポイント
住みやすい街がどのような街なのか、具体的に定義されているわけではありませんが、交通面が優れていたり買い物をする場所が豊富だったりする街は、何かと便利です。
また、立地面や安全面に優れている街も快適ですし、資産面で価値があったり、育児をしやすくなったりするような施設が豊富な街も魅力があるでしょう。
まずはこうした住みやすい街のポイントを6つに分けてまとめていくので、それぞれ自分が重視したいと思うポイントごとにチェックしていきましょう。
自分にとって何が必要なのか考えてみると、より判断しやすくなるため、優先順位をつけながら選出してみることをおすすめします。
1.交通面のポイント
住みやすい街を考えるには交通面が欠かせません。
どんなに自分が良いと思っても電車やバスやタクシーなどの交通機関がまったく通っていない街は住みやすいとはいえません。
逆に、交通機関が充実している街であれば、通勤や通学なども楽です。
また、土日祝日など休日に出かけたい場合も交通機関があるとかなり幅が広がります。
住まいの近くに電車駅やバス停があれば、自家用車がなくても生活できます。
複数の交通機関が近くにある住まいなら、年齢を重ねてからも安心でしょう。
では、どのような点から住まいを選ぶのが良いのかというと、郊外の街であれば電車の急行や快速の停車駅だと便利です。
一方、自家用車を持つ予定なら、駐車場が焦点となってきます。
住まいに駐車場が必要なことはもちろん、周辺設備に駐車場があるかどうかもチェックしておきたいところです。
加えて、幹線道路までの距離、近隣地域の道幅についてもチェックしておくと良いでしょう。
そのほか、自転車などを利用するのなら、坂道や細道、畦道などにも注意しましょう。
また、駐輪場があるかどうかもチェックしておきたいものです。
自分自身はもちろん、家族が利用する移動手段に合わせて判断することで、住みやすい街かどうかが見えてきます。
2.生活面のポイント
住みやすい街の大きなポイントに、生活のしやすさがあります。
住まいの近くにスーパーやコンビニがあれば買い物に便利ですし、学校や病院があれば家族も安心して暮らせます。
こうした、生活に欠かせない施設があるかどうかは必ずチェックしておくべきです。
単にお店の数だけではなく、品数や価格帯についても確認しておきましょう。
特に、お店は地域の特色に合わせたターゲット層を狙っているため、実際に足を運ぶことで、地域住民の属性も予測できます。
レストランやカフェ、バーなどの飲食店などへも、実際に立ち寄ってチェックしておくと、生活を始めてからのお気に入りのお店を見つけることができます。
ホッとできる場所があるだけでも住みやすさに直結してくるでしょう。
また、子供を持つ予定の方もしくはすでに持つ方にとっては、大きな公園があるかどうかも重要なポイントです。
ただ有無をチェックするだけでなく、遊具や砂場などがメンテナンスされているかどうかも確かめておきたいところです。
このように、自分や家族が快適に過ごせる環境なのかどうかを考えることも、住みやすい街選びにつながります。
3.立地面のポイント
住みやすさと立地面は直結しています。
駅近の住まいであれば移動が楽ですが、交通量が多くて騒音や振動のトラブルに見舞われることもあります。
逆に、閑静な住宅地区の住まいであれば、移動は少し大変なものの落ち着いて暮らせる可能性が高くなります。
このように、立地によって、毎日の生活が快適になるかどうかが決まってくるわけです。
近隣に高層ビルなどがある場合は、日当たりや風通しがどう影響を受けるのかも確認しておきたいところです。
空き地や駐車場に隣接する場所の場合、将来的に建物が建つ可能性もあるので、いずれどのように変化していくのかも考慮しながら選びましょう。
4.安全面のポイント
住みやすい街を検討する上で欠かせない要素が安全面です。
「人に対する条件」と「住まいに対する条件」の両輪から考えていくことをおすすめします。
人に対する条件としては、治安が良いかどうかが焦点となります。
たとえば、パチンコ店やゲームセンター、ボウリング場といった遊戯施設が近いと安全面が少し心配です。
また、街灯が少なくて夜が暗いとさらに不安が大きくなります。
そのほか、犯罪の発生率や、地域一帯となって防犯に取り組んでいるかどうかなどを確認しておきましょう。
住まいに対する条件としては、地震や台風などの災害が起こりやすいかどうかが焦点となります。
たとえば、海の近くであれば津波や洪水の心配がありますし、山の近くであれば土砂崩れや地滑りなどの不安があります。
ハザードマップを見て確認しておきたいところです。
5.資産面のポイント
住みやすい街とは少し視点が異なるのですが、住まいに関しては資産面で選ぶことも大切です。
たとえば、土地や建物などの不動産はそれぞれの地域によって価値が異なります。
都会の物件は総じて価値が高い一方、田舎の物件は総じて価値が低い傾向にあります。
これには、路線価など不動産の価値を決める要素が関係しています。
そのため、いざ住まいを手放す際にある程度の現金に換えられるよう、資産面も考慮しておきたいところです。
特に、資産に価値があれば収益物件として活用することはもちろん、売却して現金に換えることも可能です。
当然ながら、資産としての価値が高い土地や建物であるほど、手放す際のリセールバリューが大きくなります。
だからこそ、自分が住む街を考える際には資産面も考えておくべきなのです。
なかでも、今後、廃れていくのか、それとも再開発によって活気が出てくるのか、といった都市計画についても目を通しておくと、魅力的な物件を見つけられるでしょう。
6.育児面のポイント
子供を育てる予定の方は、育児面から住みやすい街なのかどうかを判断していくと良いでしょう。
特に、近年は共働きの夫婦もいるため、教育施設のほか託児施設の有無は確認しておきたいところです。
実家に子供を預けられる場合は別ですが、そうでなければ、子供を預けられるかどうかが死活問題です。
教育については、小学校・中学校・高校だけではなく、大学や専門学校についても考えておくことが重要です。
併せて、将来のために学校以外でも勉強をさせたいということなら、塾や予備校があるかどうかをチェックすることも必要かもしれません。
また、子供が希望に合わせて将来を自分で選択できるよう、進学校のほかにも商業校などがある地域を選ぶのも良いかもしれません。
一方、子供をのびのびと育てたいということなら自然が多い地域を選ぶのも良いでしょう。
世帯別や世代別に見る「住みやすい街」とは
ここからは世帯別や世代別にみる住みやすい街の条件について見ていきましょう。
こちらも人によって異なるものの、家族構成などによって住みやすさが変わってくるのも事実です。
まずは自分が当てはまる条件ごとの住みやすい街についてチェックしてみましょう。
一人暮らし世帯にとって住みやすい街とは
一人暮らしにとって住みやすい街の条件には以下のようなものがあります。
- 通勤・通学時間が短い
- 家賃の相場が低い
- 治安が良い
一人暮らしの世帯は毎日通勤する社会人や毎日通学をする学生が多いでしょう。
そのため、通勤・通学時間が短い住まいを選びたいものです。
実際に交通機関が充実していて、目的地まで30~50分以内ぐらいで通えるところがベストでしょう。
都市の中心部となると家賃が高いので、少し離れた家賃相場の安い地域を選ぶのが良いでしょう。
さらに、遅くまでやっているお店がある地域や街灯が多くて明るい地域など、全体的に治安が良いところは、一人暮らしの方におすすめです。
新婚世帯にとって住みやすい街とは
新婚さんにとって住みやすい街の条件は以下の通りです。
- 娯楽施設が多い
- 同世代が多い
新婚であれば、2人で外出することも多くなるため、周辺に娯楽施設が多い地域を選びたいところです。
おしゃれなレストランやカフェやバーはもちろん、ショッピングモールやデートスポットが多々ある地域だと快適でしょう。
また、同世代が多いことも重要です。新婚生活では孤独を感じる人もいるため、同世代のコミュニティがある地域であれば知人や友人も自然と増えていきます。
何かあった時に困り事や悩み事を相談できるだけでも心強いので、20代向けの地域や30代向けの地域など自分たちと同世代が多いとされる地域を選ぶことも視野に入れましょう。
共働き世帯にとって住みやすい街とは
共働き世帯にとって住みやすい街の条件は以下になります。
- 商業施設が遅くまでやっている
- 教育施設や託児施設が多い
共働きであれば、ともに帰宅時間が遅くなることも多いでしょう。
近年は新型コロナウイルスの影響で時短営業をしているお店も多く、20時には閉店してしまうようなお店もあります。
そのため、共働きで仕事が遅くなっても大丈夫なよう、遅くまでやっている商業施設のある地域を選びたいところです。
また、子供を持つ予定の方はお互いが働きやすいよう、教育施設や託児施設が充実しているかどうかもチェックしておきましょう。
子供を預けられる場所が近くにあるだけでも住みやすさが変わってきます。
子育て世帯にとって住みやすい街とは
子育て世帯にとって住みやすい街は以下です。
- 教育施設や託児施設が多い
- 娯楽施設が多い
- 同世代が多い
- 治安が良い
- 病院が多い
ほかの住みやすい街の条件と重複してしまう部分もありますが、子育て世帯にとっては教育施設や託児施設が多いことや娯楽施設が多いことが大切になってきます。
子供を預けられる場所があると、働きやすいだけでなく、お出かけの際のハードルも下がります。
さらに同世代がいる地域なら、同じ子育てに関する思いも共有できて安心です。
当然ながら、治安が良いことや小児科の病院が多いことも住みやすい街の条件となってくるでしょう。
シニア世代の夫婦にとって住みやすい街とは
シニア世代の夫婦にとって住みやすい街の条件は、以下をご参照ください。
- 老後も変わりなく暮らせる
- 徒歩圏内で生活できる
- 病院が多い
シニア世代の夫婦となると生活の変化に弱くなる傾向があります。
そのため、老後も従来通り暮らせる街がシニア世代の夫婦にとって重要となってくるでしょう。
特に、足腰が弱くなってくるため、徒歩圏内で生活できることが大切です。
交通機関を使わなければならないとなるとハードルも高いので、歩いて買い物に行けたり散歩に出かけられたりする街がおすすめです。
また、年齢を重ねるほど病気や怪我のリスクも増えるため、病院が多いことも住みやすさの条件となってくるでしょう。
まとめ
住みやすい街は世帯によっても違えば、世代によっても異なります。
単にどのような面を重視するかによっても変わってきます。
そのため、まずは自分たちにとって住みやすい街がどのような街なのかを考える必要があるでしょう。
その際は交通面・生活面・立地面・安全面・資産面・育児面の6つから考えていくのがおすすめです。
自分たちが実際に生活している姿を想像し、快適だと思える条件を洗い出していきましょう。
住みやすさの条件をリストアップすれば、より理想の街が見えてくるはずなので、ぜひ書き出してみましょう。
当社ではこうした住まい選びのお手伝いをさせていただいています。
自分だけでは判断できないという場合は、ぜひご相談ください。
実績も経験も豊富なスタッフが、ベストな提案をさせていただきます。
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